DXFファイルの形式の話

JW-CADで読める形式はDXFだが、かつR12/L12のテキスト形式でなければならないという話

 残念なことにJW-CADを使っている人で、業者からDXFファイルを入手して取り込んだときに読み込めないという事態が良く発生します。情報も乏しく、それであきらめてしまいそのまま工事がすすみ、業者が機械納入・施工の段階になって機械が収まらないというシャレにならない話を聞くことがあります。その理由の一つがJW-CADのとりこめるデータ形式を知らなかったという話です。

 DXFはAUTOCAD間のバージョン違いの互換を図るために設計されたフォーマットです。ですがおなじDXFでもさまざまなバージョン違いが存在しており、JW-CADが対応しているのがR12/L12のテキスト形式で作られたDXFファイルであり、JW-CADで保存できるフォーマットも同じくR12/L12のテキスト形式です。

 しかしながら、もともとAUTOCAD間のデータ互換として設計されているために100%の互換が出来ていません。AUTOCADで実現している線の太さは、JW-CADでは実現できません。印刷の時に線種によって印刷時に太さを実現する機能が存在しているだけです。その意味では完全ではありません。しかしながら現状においてJW-CADでAUTOCADのデータを扱う作業が発生する場合は、さらにAUTOCADのデータを取り込んだJW-CADでデータの変換を行う必要があります。

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