FUSION360・ソリッド+「モデル」はじまりのその2「作成したモデルをながめてみる」

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投稿日:“FUSION360・ソリッド+「作図」はじまりのその1「四角いモデリング」を経験してみる”

前回モデリングした四角い板をいろいろな角度から眺めてみる

いま、上から目線でみています。3Dのモデリングの楽しさはいろいろな角度からモデリングした図形を見ることが出来る。これにつきます。では、その「見方」のコマンド操作方法について説明します。

コマンドは画面中央下のバーに見方(好みの見方)をえらぶことができます。

左から、①   ②   ③   ④   ⑤   ⑥   ⑦   ⑧ 合計8種類のコマンドがあります。

①オービット

図形(モデル)を回転させるように閲覧できるTOOL)

  • 自由オービット
  • 拘束オービット

のオプションがあります。

自由オービットは、マウスで画面を右クリックすると、そのポイントで画面をつまんだように回転させることができます。

上から視線、下から視線、左右からの視線、もちろんマウスホールを回転させると拡大・縮小した視線でモデル(オブジェクトとも呼びます)あらゆる角度から観察することができます。


マウスホールの動かし方で画面を回転・移動することが出来る

他にモデルの周りに薄い線で円形が描かれているのに気づくでしょうか。そのあたりにマウスホールを持っていくと円形の矢印に代わります。そのまま右クリックで画像がその点を軸に回転します(右回り・左回り)また、任意の位置でマウスホールを押すと、マウスホールの絵柄が別絵柄になると右クリックで図面をそのままの見え方で、モデルごと図面範囲が上下左右に動かすことができます。


このビュー系はまだまだあるのですが、また次回へ。

Fusion360・ソリッド+「作図」はじまりのその1「四角いモデリング」を経験してみる

まずは最初に四角い板をモデリングします。

メニュー・ソリッドにおける造形を行う作業の前準備です。

ソリッドの図形マークをクリックすると

・作図する面(X面/Y面/X面)の三面のうちどこで描くのかを決定する。

ここで選択した面で作図をすすめることになります。

X面を選択するためにマウスカーソルをこの位置にもってくると選択ができます。マウスカーソルを動かすと、縦横正面がつぎつぎ移動するたびに選択面が変わっていきます。

選択した面をクリックすると作図(製図画面)に移行します。

ここで作図した図面を3Dモデル作成モード(3種あります)でモデリングを繰り返していく操作方法になっています。

今回は四角形などの簡単な形状を立体化していくことになります。

面を選択したら「四角形」を描いてみましょう。

四角のコマンドを選択して、マウスを任意の点でクリックして(ここが基点になります)クリックアンドドロップで(マウスボタンをクリックしてクリックしたままマウスを移動すると四角を描きます。

TABキーで、X軸・Y軸の数値入力のテキストボックスを切り替えて数値を入力または、任意の対角線上をクリックして決定します。

この作図のスケッチについては、多くの記述が必要ですが、今回はこの程度で。もちろん後からでも長さを修正できますし、位置の変更も可能です。

目的の作図ができたら、「スケッチ」モードから、モデリングモードに移行するため、スケッチモードを終了しましょう。

終了すると作図画面からモデリング画面に遷移します。

ところでモードは三つあります。

  • ソリッド
  • サーフェイス
  • シートメタル

の三つです。それぞれ特徴があります。

今回は、「ソリッド」という方法でモデリングしていきます。

まずは基本の「押し出し」コマンドを押します。

カーソルがテキストボックスにある場合、そこで「押し出し」の方向(矢印が向いている方向)に入力した数値分立体が表示されます。

高さ t=10mm とい表現がなされるケースです。厚み=10mm

押し出しのコマンドにおけるプロパティ画面でここからも修正データ入力が可能です。プロパティ画面は作業する面・方向(面の上下に上の画面なら「片方」ですが、両方とすると「表と裏」か伸びるような作図がなされます。

画面ですが、マウスホールをころころ転がすと拡大・縮小できるます。

大きくなったり、小さくなったり、モデリングが進むととても面白いです。

50mmX50mmX10mmの厚みをもった板のようなモデリングができました。

さて、なんだかたいそうなことを言っているようですが。たいそうなことですよ。これ。

さて、これ、いま上から目線で50mmX50mmX10mmの板モデルをいているわけです。さあ。いろいろな角度からみてみましよう。

え?次回?。あっそうですか。それではまた次回のお楽しみに。

DXFファイルの形式の話

JW-CADで読める形式はDXFだが、かつR12/L12のテキスト形式でなければならないという話

 残念なことにJW-CADを使っている人で、業者からDXFファイルを入手して取り込んだときに読み込めないという事態が良く発生します。情報も乏しく、それであきらめてしまいそのまま工事がすすみ、業者が機械納入・施工の段階になって機械が収まらないというシャレにならない話を聞くことがあります。その理由の一つがJW-CADのとりこめるデータ形式を知らなかったという話です。

 DXFはAUTOCAD間のバージョン違いの互換を図るために設計されたフォーマットです。ですがおなじDXFでもさまざまなバージョン違いが存在しており、JW-CADが対応しているのがR12/L12のテキスト形式で作られたDXFファイルであり、JW-CADで保存できるフォーマットも同じくR12/L12のテキスト形式です。

 しかしながら、もともとAUTOCAD間のデータ互換として設計されているために100%の互換が出来ていません。AUTOCADで実現している線の太さは、JW-CADでは実現できません。印刷の時に線種によって印刷時に太さを実現する機能が存在しているだけです。その意味では完全ではありません。しかしながら現状においてJW-CADでAUTOCADのデータを扱う作業が発生する場合は、さらにAUTOCADのデータを取り込んだJW-CADでデータの変換を行う必要があります。

AUTOCADを始める一歩の話

 JW-CADで描いて、DXFで保存し、AUTOCADで開き、元のAUTOCADの図面にコピペして、設定した基準点を利用して同じ位置に張り付けることで、AUTOCADの図面を修正する方法から始めました。

 そのとき注意しなければならないのが、AUTOCADのデータを取り込んだ時にまったく何も映ってない状態になってあわてることがあります。この場合、縮尺を1/1000(縮尺時変更 -> 文字サイズ変更にレ点をつけてください。この処理を行わない場合、文字がぐちゃぐちゃになってしまったり、あまりに小さくなってしまうケースがあります)にして表示すると、小さな図形があわらわれたりします。[縮尺が違うことで起こる現象で、画面で縮小していくとみつけることが出来たりします -> マウスで縮小はこちら)

https://jwcad.s-projects.net/ JW-CAD 操作

Hello world!のCADと3Dとdesignの話

CADって敷居が高いソフトという認識ですか?

 CADは今とても需要が高いTOOLになりました。それは3Dの世界とYouTubeの影響です。とくに3Dデザインにおける3D-CADのニーズはとめどなく高くなっています。もちろん個人でもとくに3D-CADそして3Dキャラクターデザインが可能な方はデザイナーとしてフリーランスとして即仕事を受注できる環境すら整っている時代です。

 でも敷居の高いソフトであることには変わりがありません。著者も2D-CADのJW-CADは得意ですがAUTOCADや3D設計が可能なFusion360はまだ使いこなせていません。そこでここでそれらTOOLの操作方法に重点を置いた固定ページ、ブログではそれらに関係する話で構成することにしました。

 それではCADの世界をお楽しみください。